Past and Future

ほとんど雑談で、たまにノベルゲームの紹介をしたりします。

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Polar night

心のうちに暗い記憶を抱えて平和な島国イースランドに来た人々が、それを乗り越えようとする姿を描いた、感動系ハートフルストーリー。


作品情報
制作者 Lunaria Projectさん
容量(解凍後) 75.9MB
選択肢 あり(3ルート)
参考プレイ時間 全体で1.5時間(1ルート40~60分)


LunariaProjectさんの作品を取り上げるのは2度目。

選択肢は1ヶ所のみでかなりわかりやすいですので、あまり心配いらないです。







このサークルさんは以前取り上げたことがあるはずだなあ、
ということで過去の記事を探してみたら、前回取り上げさせてもらったのは2年以上前でした。
なんというかまず自分の記事が稚拙すぎて見るに堪えないというか^^;
って、自分の文章の話をしても仕方ないのですが。
でも、もうあれから2年も経っているんですねえ。
Lunaria Projectさんも実力派ですし、もうかなりファンも多いのではないでしょうか。

というわけで2度目の紹介となる今回は「Polar night」です。”極地の夜”というところでしょうか。
(追記:実際は「極夜」という現象のことを指すようです。ごめんなさい。)
この作品の舞台は、平和な島国イースランドということですが、この国が極近くにあるのでしょうか。
ストーリー中にそれっぽい描写もあるのできっとそうなのかな?
プレイ中私の頭の中ではアイスランドあたりのイメージが……。

と思っていたらどうやら本当にアイスランドを参考にされているようですね。
国名も若干似てますし、首都名も……。(あくまで勝手な推測ですが)
若干違うところもありますが、それも含めて、プレイ後にいろいろ調べてみるのもおもしろいかも。


さて、物語の舞台は平和な島国イースランドの首都、レイヴィーク。
そのレイヴィークの駐在所に勤務するクライドが主人公。
まあここから先のストーリーは実際に作品をプレイしてもらうことにして、
この作品は、世界観とストーリーがかなりよく、何とも言えないほのぼの感が出ていて、
知らず知らずのうちに物語世界に入り込んでいました。
王道テーマを力で面白く持っていくとか、奇をてらったテーマで興味を引くとか、
そういうわけではないんです。(まあ王道テーマも奇をてらったテーマも好きではありますが)
頻繁には見ないテーマで、かつ王道テーマのような安心感を兼ね備えています。
そう考えると、このストーリーの良さを余すところなく表現できている
文章力も相当なものです。これは並大抵の文章では表現できないでしょう。
一部(後述)以外は突っかかることなく、さらさらと流れるような文章でした。

あと、ほのぼの感にシリアス系が入っているのがこの作品ですが、
どちらの要素もうまい具合にお互いを利用し合っている、
放っておけばすぐにでも分離しそうな両者が決して分離することなく、
作者さんの巧みな表現力によって上手く溶け合っていて、それも良かったです。

私はあまり気にしない要素ですが、最後に敢えて言うなら、
グラフィックもきれいで、背景がよく世界観を表現していますし、絵もかわいいです。
グラフィックでげんなり……ということはまずないのでご安心を。



ちょっと気になった点として、この作品には1つの選択肢から3ルートに分離するわけですが、
セリアルートが異常にいいせいか、他の2人のルートがうーん、という感じです。
選択肢以前までのストーリーの流れだと、セリアがヒロイン候補として
かなり強い要素を抱えていて、明らかにセリアがヒロインになるようなストーリーの流れなので、
他の2人のルートに入ると違和感があります。
特に、アイリスはそれまでのイベントも少ない、元からの関係も薄い、と来ているので、
ほのぼのした雰囲気が一転して急展開、衝撃の事実が出て……とあっけなさは否めません。
なので、ルート1つ減らしても、もうちょっと早くに分岐があって、
他のルートにもストーリー的な下地があった方が良かったのかなあ、とは思います。

そういう意味で、選択肢以前でエステルとクライドがペンダントを買うイベントは、
それがその後の話で再登場しないのですが、そのペンダントに意味づけしてあげて、
エステルとクライドとの関係のベースにするくらいだとよかったのかなあ、と。
このペンダント、後から再登場させるチャンスは結構ありますし。
たとえば、クライドの禁断症状の最中に、そのペンダントを見て落ち着く、とか。

あとは、気にするほどでもないのですが、言葉の誤用が若干見られたのが残念。
流して読んでしまえばそれまでですが、やはり物語にのめり込んでいると気になります。
まあいい作品であればあるほど感じてしまうという、皮肉なものではありますが^^;


とはいえ、いい作品が故にこのような贅沢な欲望がでてくるのであって、
この作品の良さがこれで失われるとは思いませんし、
何とも言えないほのぼの感をうまく表現したストーリーの良さと、
あとは個人的にはパン屋のおじいさんとおばあさんは必見です。

まったりしたお話が好きな方、まったりしたい方はプレイしてみる価値あり。


P.S.
お節介も甚だしいですが、これからプレイされるなら、選択肢は2→3→1がおすすめ。
やっぱり他のルートプレイ後にロード→セリアルートと行くのはもったいないような。

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