Past and Future

ほとんど雑談で、たまにノベルゲームの紹介をしたりします。

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Candy Box

席が隣同士になった僕と彼女のつかず離れずな甘酸っぱい関係を描いた、学園ノベル。

作品情報
制作者 同志を待つさん
容量(解凍後) 27.1MB
選択肢 なし
参考プレイ時間 20分

※注 性描写を含むため年齢制限あり(18歳以上)


年齢制限つきの作品です。

ノベルの内容からしても、過去に高校生活を終えられた方がプレイした方がいいかも。

そういう意味で18歳以上というのはちょうどいいかもしれません。



高校生活をもうすでに終えられた方の中で、甘酸っぱい思い出をお持ちの方も
いるのではないでしょうか。残念ながら私はあまりそういうことには縁がなかったのですが……
この作品は、きっとそういう思い出を含めて、読む人に高校生活を思い出させてくれる作品です。
冒頭でああいう話をしたのは、これを読むにはバックグラウンドが必要かなあ、と思ったからで。
たぶん、高校生活前、または途中に読んでしまっても、あまり感動は受けなかったかも。
この作品を無理やりにジャンル分けするとしたら、「思い出に浸れる」系ノベルゲームでしょうか^^;
プレイ中は架空の思い出、プレイ後は自分の思い出、という風に。
お互いに対して抱く、好きと認めることができないほどに淡い恋心。
いいですねえ、こういうの。私が大好きな系統の話です(笑)。


元が小説で、しかも無改変ということもあるので、文章は文句なし。
絵と文章が上手く共存していて、小説から移植された作品特有の説明っぽさも感じませんし、
主人公の感情の変化の描写がリアルに感じられます。
主人公の内部の描写と外部の描写の、切り替えのタイミングがいいのと、
あとは余計なことは全くと言っていいほど書いていないのに、
必要な部分はほとんど書いている、というのがいいのでしょうか。

あとは、選曲の良さと、構成の上手さ。
BGMに関して言っても、よくもまあこれほどまで合うとはなあ、という感じなんですが、
一番よかったのがエンディングです。あまり内容に踏み込めないので詳しく書けないのですが。
この物語は、決してバッドエンドじゃないんですよね。かといって、ハッピーエンドでもない。
彼女との日々は、ただの甘酸っぱい思い出の数ページに過ぎないんです。
という、こういったことを全部ひっくるめてエンディングの曲が表現している気がして、
このエンディングは鳥肌立ちました。本当に。演出はよくあるタイプなんですけどね。
文章でそれ以上が語られていないですから、勝手な推測なんですが。
逆に言えば、そういう受け取り方ができるようなストーリー構成にしていたのでしょうか。
深読みしすぎかもしれませんが、そうでなくても選曲はかなり上手いです。


気になったところといえば、ぱっと思いつかないのですが、敢えて捻り出すとすれば、
タイトルにもなっている「キャンディボックス」と、ストーリーとはあまり関係がなかったかなあ、と。
途中にもそれっぽい描写はあり、最後にもありますが、なんか後付け感があります。
タイトルそのものですから、もうちょっとキャンディボックスに必然性が欲しかったかなあ。


この作品、短編ですし、ぜひ一度はプレイしてみてください。
特にエンディングの良さは、意識して待っている価値があります。

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